コラム
社員コラム2021.10.22(投稿日)
SDGs時代。サステナブルをどう語るか

こんにちは。
美容通販ビジネスに特化した企画制作会社フォー・レディーの鈴木です。
環境や社会に配慮することが企業にとって不可欠な昨今。
弊社でも、SDGs活動をマーケティング戦略に取り組むための
お手伝いが増えています。
今回は、SDGsプロモーションの注目すべき事例をご紹介したいと思います。

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INDEX
■ 高まるお客様のSDGs認識
■ サステナブルを語ることは、LTV向上につながる
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■ 高まるお客様のSDGs認識

SDGsがグローバルトレンドとなり、
企業の社会的課題への取り組みが重視されています。
このコラムを読んでくださっている皆様にも、きっとSDGs実現に向け
多方面から活動を展開されている企業の方が多いと思います。

SDGsに積極的に取り組んでいる企業であることは、
多くの点でプラスに働きます。
SDGsの認知や関心が一般にも広く浸透してきている現在、
その事実を広く情報発信することは、ブランディングを高め、
新規顧客の獲得にも確実につながります。

事実、お客様の意識は変化しています。
損害保険ジャパン株式会社が2021年8月に発表した
「SDGs・社会課題に関する意識調査」では、
「SDGsの達成や社会的課題の解決に向けて取り組んでいる
企業の製品・サービスを使用・購入したいと思いますか?」という
問いに対して、50%以上の人が「使用・購入したい」と回答しています。

お客様には確実に “選ぶ責任”が芽生えています。
そんなお客様に選んでもらい、社会にも認められるためには、
意欲的にSDGsを実践し、適切に伝えることが大切です。

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■ サステナブルを語ることが、LTVにつながる

弊社クライアントの化粧品企業A社は、活発にSDGsへ取組んでいます。
原材料トレーサビリティやカーボンニュートラルに貢献する新素材の採用、
環境印刷の導入など、積極的にサステナビリティを学び、
次々に実践しています。
そして、その活動内容を広報やPR活動に取り入れて
情報発信しています。

その行動は、自社の取組みを伝えるだけにとどまりません。
会報誌では、サステナブルな社会を意識したコンテンツを展開しています。

例えば、
●ものを捨てずに活かして暮らすライフスタイル特集
●余った食材をリメイクして楽しむ料理特集

また、環境問題やダイバーシティの課題解決に貢献する人達の活動を応援する
インタビュー連載も掲載しています。

会報誌はリピート促進のための生命線です。
その会報誌で、さりげなくサステナブルなコンテンツを発信することで、
SDGsの意識啓発に貢献しようとしているのです。
企業の本気度が感じられる行動です。

この活動は、とても効果的なマーケティング戦略へと発展していきます。
経営理念との整合性が保たれるため、企業姿勢の深い理解促進につながり、
ブランドイメージを向上させ、競合との明確な差別化に発展しています。

お客様にもその姿勢はしっかりと伝わっており、
会報誌のアンケートを見ると、エコ意識に対する高い評価や、
編集方針への好意的な声が多く集まっています。
同時に、売上面においても安定的な継続購入を生み出し、
LTVの向上に貢献しているそうです。

持続可能な未来づくりに向けて、世界は大きく変化しています。
ますます多くの企業がSDGsに賛同し、活動を加速化していくことでしょう。
だからこそ、自社の独自の言葉で、サステナブルをどう語るか。
それが重要なのではないでしょうか。

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