コラム
社員コラム2017.3.16(投稿日)
「顧客目線」が生み出す“読まれる情報誌”

 

みなさんの会社の情報誌には、どのような特徴があるだろうか?

 

今月のお得なキャンペーン、新製品情報、季節の肌や髪のお手入れ…。

必要な情報を伝えようとするとすればするほど、

結果的にどの会社でも通じる、没個性なものになりがちである。

 

実際、お客様のもとには日々さまざまな情報誌が届く。

 

その中で手を止め、開封し、中を見てもらうためには、

「その会社にしかない」「その会社でなければできない」、

そんな何かが必要なのではないだろうか。

 

そこで、御社の情報誌は以下のチェック項目をクリアしているか、

ぜひ一度、確認していただきたい。

 

□思わず人に話したくなる「お役立ちネタ」があるか

□日本女性の肌や髪の「歴史」や「文化」まで語っているか

□さすが●●(会社名・ブランド名)!と思わせる内容になっているか

□毎号楽しみにしてもらえるページはあるか

 

これらをクリアすること、つまりは「自分たちにしかないオリジナリティーを出すこと」が

「読まれる・待たれる情報誌」の条件ではないだろうか。

またこのような点を意識して作られた情報誌は、

決して「情報の詰め込み」「カタログの羅列」にはならないはず。

 

では、このポイントをクリアすればOKかといえば、それだけではない。

もう一つ重要なポイントは、「お客様目線が入っているか」という点である。

 

情報誌制作においては、「あれも伝えたい」「これも伝えたい」という思いが強くなり

気が付くとお客様のための情報誌ではなく、「自分たち(企業)のための情報誌」に

なっている例がたいへん多く見られる。

 

そうならないためには、常に「お客様目線」を取り戻すための

軌道修正を意識的に行う必要がある。

その方法は、やはり直接「お客様に意見を聞く」ことに尽きるのではないだろうか。

 

そうなると、お客様に会えるチャンスをみすみす逃してはならない。

 

愛用者インタビューや座談会、お手入れ体験など、お客様参加型企画を行う際には必ず、

情報誌についてのヒアリングを心がけるべきだ。

また、コールセンターにも協力を仰ぎ、注文時にヒアリングをしてもらうことも有効である。

Q.普段、情報誌を読んでいるか?(そもそも開封しているか?)

Q.どのようなページに興味を感じるか

Q.どのようなキャンペーンに惹かれるか

など様々な質問をして、お客様の意見を聞くことが必要不可欠だ。

 

もちろん、直接お話を聞けるお客様の人数は限られている。

それでも、数字データでは測れない「生の声」を聞くことで、本当に求められ、喜ばれる

情報誌づくりのヒントが得られるはずだ。

また、日頃からそのような取り組みをすることで

売り手側の我々が「お客様目線」を忘れずにいることができるのではないだろうか。

 

これまで述べてきたように、

 

・自分たちにしかないオリジナリティーのある情報誌

・徹底してお客様目線に立った情報誌

 

これらを兼ね備えた情報誌こそが、「読まれる情報誌」となる。

 

「読まれる情報誌」をお客様の元に届けて、楽しく読んでもらうことで

はじめて、「●●って、こんな会社なんだ!」と会社の顔が見えてくる。

そして、「●●の商品なら買いたい!」という信頼が湧いてくる。

 

皆さんもぜひ、ご自身の会社・ブランドに合わせて

チェック項目をアレンジしていただき、

「読まれる情報誌」を作るためのヒントにしていただければと思う。

                             (Y・U)

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