コラム
社員コラム2022.6.8(投稿日)
消費飽和時代に必要なのは「企業の人格」だ!

フォー・レディーの武政です。

昔からコスメ好きだった私ですが、
化粧品クチコミサイトが世の中に登場した時には、
「なんて画期的なものができたんだ!」と思ったものでした。
しかし今や世の中にはクチコミが溢れ、企業PR案件も多数。
いち消費者が、単純にクチコミの多さやランキングだけで
商品選びをするのは難しく、
欲しいものがあっても、情報がありすぎて逆に選べない状態です。

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INDEX
■「誰が言っているか」が重要視される時代に
■ 通販企業も「ブランドの人格」で差別化を
■「秋野つゆ」の価値観を形にしたSoup Stock Tokyo
■ 自社ブランドの「らしさ」を見つめ直す
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■「誰が言っているか」が重要視される時代に
そんなときに、SNSでふと目に入ったのが
フォローしている人気のコスメ系インフルエンサーの投稿。

10種類近くのメイク下地を実際に使って比較したうえで、
それを自分の肌に塗って見せて、特長を教えてくれる投稿に、
「なんて親切なんだ! それ、買います!」と
その場ですぐにググッて買ってしまいました。

私のように、選ぶことに疲れた結果、
自分が信頼している人が薦めているものなら
あれこれ調べずに即買うという購買行動を取る人が増えてきています。

たくさんの広告を見すぎて疲れてしまった現代人にとっては、
「何を言っているか」より「誰が言っているか」が重要になっているようです。

■通販企業も「ブランドの人格」で差別化を
メディアを通さず直接商品を宣伝&販売している通販企業において、
「誰が言っているか」の「誰」とは「自社」です。
つまり、自分たちの企業やブランドの「人格」こそが、
消費者の購入を後押しする重要なファクターになるのです。

しかし、自分たちのブランドは“どんな人?”と聞かれて
すぐに答えられる企業は少ないのではないでしょうか。

■「秋野つゆ」の価値観を形にしたSoup Stock Tokyo
ブランディングの際に「人格」を設定した事例として有名なのが、
Soup Stock Tokyoが創業に際して作った「秋野つゆ」です。

例えば、秋野つゆさんは
・装飾性よりも機能性を好む。
・フォアグラよりもレバ焼きが好き。
など、どんなブランドにするかを考える際に
ブランドを擬人化して細かなプロフィールや属性情報を設定。
店舗開発などの過程で「これって秋野つゆさんっぽくないよね」など、
方向性を決めていったのだとか。

秋野つゆはブランドそのものであり、
その秋野つゆの価値観や感性をスタッフ全員が共有することで、
Soup Stock Tokyoのコンセプトやイメージを統一することができたのです。

■自社ブランドの「らしさ」を見つめ直す
消費者の判断基準が、
「信頼できるブランドか」「自分の価値観にあっているか」に
シフトしてきている以上、通販企業も今まで以上にブランディングを
重視していくべきです。

売上だけを追いかけて、安売りや新商品の乱発を続けると
ブランドの個性は失われ、容易に他社商品に取って代えられてしまいます。

お客様の心が離れてしまう前に
自分たちのブランドの「らしさ」を考え直してみましょう。
手始めに、「ブランドの人格」を設定してみてはいかがですか?

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もし、自社商品の売り方にお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。

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