食事を制限し、サプリを摂取、そして運動。
こんなダイエット一色に染まった、
きつーい毎日を送る女性は少なくないはず…、そして私もその一人。
何度も口にした、あの言葉を胸に秘め、
密かにエステサロンに通うことに。「今度こそ、今度こそ本気!!」
緊張のエステ1回目。
店に着くなり、着替え、全身写真撮影、サイズ測定、
そして、機械を使っての施術、全身パック…。
全ての工程を終えた頃には、もう心も体もぐったり。
メイクってエステ前に落とさないの?おぅっと、この紙パンツ恥ずかしい。
写真を撮るのは何のため?この海藻臭いパックの効果は?
なんて、たくさんの疑問や不安がわいても、
工程毎に変わるエステティシャンを引き止めるわけにもいかず、
すっきりしないまま。
そんな流れ作業的なひどい対応に、なんだかさらにぐったり。
そもそも私はエステサロンに何を期待していたのか。
エステティシャンに何を求めていたのか。
エステでゆっくり癒され、確実に痩せる。
そんな甘い期待を抱いていたわけではない。
むしろ、はなからそんなことはそれほど求めていなかった。
エステサロンに通っても、結局自分の頑張り次第なのも良くわかっている。
TVやチラシに出ているようないわゆる成功者は、
合計300~400万円程かけている噂があるのも知っている。
結局のところ、私はただ一緒に頑張ってもらいたかっただけなのだ。
共に苦労を乗り越えながらゴールを目指して欲しい、
そんなことを当然のように求めていただけに、
流れ作業的な対応に涙が出そうになった。
ゴールを目指し本気で走る私に、
水分補給の水を差し出す他人として関わるのではなく、
同じ目的地まで一緒に隣で走ってもらいたかった、出来ればコーチのように。
女性達が、「自分磨き!」「自分リニューアル!」と自身を鼓舞し、
重い腰をあげてエステサロンや化粧品店を訪ねる本当の理由は、
技術的な効果を求めているというよりも、
「一人では戦えないから、一緒に戦って欲しい。
頼もしいプロたちに!」そんな感じなのかもと思う。
このほろ苦体験からわかったこと。
「お客様は一緒に苦労を乗り越えながら、頑張ってくれる頼もしいプロを求めています。」これは、業界業種問わず言えると思う。
ぜひ、お客様と同じ目的に向かい、
共に勝利を目指す、そんな心の通った接客サービスをお願いいたします!!
(M.O.)