コラム
オバちゃんとおばさまの境界線2010.12.3(投稿日)

42歳を過ぎたとき、10年後、自分はどうなっているだろう…と想像をした。

 

 

40代までは若く見られてナンボ的なイメージがあったが、

さすがに50代はそれだけではまずい気がしたからだ。

今は「アラフォー」とモテはやされているが、

来年になれば、ただのオバちゃんである。

 

 

それを機に、日常的におばさまウォッチングをするようになった。

そして、たどり着いたのは「品」である。

「あの女性、素敵よね。品があるわよね」なんて言われたら万バイザイ。

そこへユーモアセンスがプラスされれば、

目指す50代の出来上がりである。

本来、品というものは備わっているモノであり、

私のようなニワカ仕込みでは成立しないかもしれないが、

そんなことは言っていられない、即実行だ。

 

 

まずは、通勤電車の中で「脚のお行儀」を観察。

座り方ひとつで、こうも変わるのか?というほど、

さまざまなサンプルを収穫。

お行儀の悪いサンプルを見ると、

その人と話したこともないのに「雑な人」に見えてしまう。

先入観念とは恐ろしい…。

検証の結果、「膝付け座り」にたどり着いた。

とにかく両膝をつけるのだ。

そうする事により、お腹はへこみ、背筋も伸びる。

さらには短い足もキレイに見えるかも?? 

 

 

「膝付け座り」初日。

意気込んだものの、10秒くらいでプルプルしてくる。ツライ!

 意識を集中しないように、社内広告などを読んでみた。

3駅ぐらい過ぎたあたりでハッとする。

私の膝の間はすでに5cm開いていた。

意識せず、素敵に座れる日は程遠い。

品のある女性を目指すためには、

まだまだ沢山の課題があるし、老いに逆らうべく、

自分のメンテにも時間を割かねばならない。

残り時間はあと8年。

苛酷な旅が始まろうとしている。

I.H

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