先日、久しぶりに「ALWAYS三丁目の夕日」を見ました。
昭和30年代、東京タワーも建設途中で、首都高速もなく、
今とはまるで違う風景の銀座。さすがの私もまだ生まれてはいませんが、
映画の風景には子供のころに見た懐かしい世界が広がっていました。
家に初めて電話がきたのは、小学生の頃。
ダイヤル式の黒電話で、家にいながら
外の人と話ができる機械がうれしくて珍しくて。
電話がならないかと、よく電話の前でじっと待っていたのを
覚えています。
それが今では、一人一台携帯電話の時代に。
携帯電話が発売された時は、
すごい時代が来たものだと感心したものです。
実際、私たちの生活は大きく変化しました。
昔は相手の所在を確認しないと連絡もできず、
前もって時間と場所を決めていなければ
会うこともできなかったのに、
今では世界中どこにいても、
何をしていても連絡できるようになりました。
ほんと便利な世の中になったものです。
そんな携帯電話も今やスマートフォンという
次世代機器に代わりつつあります。
画期的だったテレホンカードやポケベルも消え、
レコードはCDになり、MP3に。
たくさんあったレコード店もなくなり、
今の主流はネット配信です。
広告の世界も大きく変わり始めています。
紙に印刷されていた本が、電子書籍になり、
街に貼られていたポスターは、薄型スクリーンに。
小さな紙をかざすだけで、
知りたい情報が立体的に瞬時に現れ、自分の姿をカメラに映すだけで、
自分が試着した姿が現れる。
そんな世界がもう始まっているのです。
見る人によって、姿が変わる”広告”。
今まで紙の上では思いも寄らないことが、起こり始めています。
時代の変化に慣れてきた私たちですが、これからの変化は想像以上。
しっかりと目を開いて変化についていかねば!
と再認識した今日この頃です。
今建設中のスカイツリーも、
昔なつかしい景色でスクリーンに登場するんでしょうか?
その時はもう、スクリーンじゃないんだろうなぁ。 (K・M)