コラム
東京迷子2012.12.10(投稿日)

秋の行楽シーズン終盤、母と二人で滋賀~京都1泊旅行に。

普段、大した親孝行もしていない身なので、こういう時くらいは頑張ろうと事前のチケット手配、時刻表の確認、移動手段など徹底して調べ、添乗員役に徹することに。

それでも、同じことを何度も聞かれたり、まったく人任せな母の態度にイラッとしてしまうこともしばしば。

 

何だかんだで旅も無事終わり、母と別れて帰途についた際思いがけない事態が

眼鏡を外したボンヤリ視界のまま(私の裸眼視力は0.01以下)、普段乗り慣れていない路線で帰ったところ、乗換えを間違えて逆方向に向かってしまうという羽目に。

 

そこで思ったのが、「母もこんな覚束ない気持ちなのかなあ」ということ。

駅や街の中には、親切と言える程の行先案内がされている場合もあるけれど、それはあくまでその文字情報をパッと見て理解できることが前提。

ひとつひとつを理解するのにわざわざ近寄って、立ち止まって、目を凝らしてという過程を踏んでいたらスムーズに動けないのは当然で、理解する努力を放棄したくもなるだろう。

 

これは制作物も同じことで、年齢層が高めのお客様がターゲットの場合、文字が多かったり見えにくかったりするとまず読んでもらえない。

コピーの内容云々の前に、見てもらうための工夫が必要なのだ。

 

そんなことをツラツラ考えていると、「旅行中、ちょっと思いやり不足だったかも」という反省モードに。

翌日、母から「すっかりお任せしたので楽ちんでした。またお願いね」というメールが。

うーん、やっぱり当分は遠慮しときます

 

                                                  (KO)

 


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長いトンネルを抜けると

 

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今回の旅行のメインイベント「土偶・コスモス」展を開催している(129日まで)

美術館「ミホミュージアム」が出現!

 

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美術館側からトンネルを望んだ景色。

忍者の里として有名な滋賀県甲賀市の奥深くにそびえたつ「ミホミュージアム」は

そのロケーション・建物だけでも一見の価値あり!

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