コラム
社員コラム2017.4.6(投稿日)
価格を下げない「お得」戦略

 

最近、大きな買い物をした。と言ってもマンションや車ではない。

ヨガ教室に入会したのだ。

お試し体験代と3ヵ月分の会費を一括払いしたため、60,000円の出費だった。

今やターミナル駅前には3~5店舗あってもおかしくないヨガ教室。

価格競争も激しく、「1ヵ月間、通いたい放題で1,980円」も珍しくない。

そんな中で、私が月会費18,000円の店舗を選んだ理由、

それこそがまさに「女性目線の接客サービス」に共感したからだ。

 

ファーストコンタクトは電話。

「●●サイトのキャンペーンを見たのですが…」と切り出したが、伝わらない。

情報共有がなってない!と苛立ちを感じた。そんな対応だから、当然期待をせずに店を訪問した。

ところが、まんまとそのイメージが逆転した。

 

当日、受付~レッスン~帰りまで通しで担当してくれたのは、ひとりのインストラクター。

まずは、施設案内の他に、事前カウンセリングがあった

。腰痛があると伝えると、骨や筋肉と、ポーズのコツを紐づけて解説してくれた。

まるで主治医のようなプロフェッショナルな対応に関心。

「何か困ったら、この人に聞けばよい」という安心感からスタートした。

 

教室では「体験席」が事前に用意さており、ストレスがない。

つまり、「場所取り」で常連に気を使う心配がなかったのは嬉しい。

レッスン中も、「腰痛のある方は膝を抱えたままで大丈夫です」という声かけがあり、気遣いを感じた。

15人のグループレッスンにも関わらず、まるでマンツーマンの授業のようだった。

こうして、ひとつひとつの不安要素がどんどん溶けていき、

帰り支度をする間も「入会しない理由」を考えていたが思いつかなかった。

さらに、入会の意思を告げると「約款」をすべて読み上げてくれたのには驚いた。

 

今回の体験は、私たちが携わる「通販化粧品」でも同じことが言えると思う。

 

昨今、「値引きをしないと売れない」という話を聞く。

それは、お客様に「値引き」でしか商品の魅力を伝えられていないのではないだろうか。

こんなサービスなら「高くても買う」という視点にシフトしなければ「値引きから脱却はできない」と痛感。

値引きをしないかわりに、4つの「感」をプラスして商品価値を高めるのも戦略のひとつだと思う。

 

女性の心が揺れる4つの「感」

 

①お客様の生活に一歩踏み込んだ

親身なヒアリングで好感度アップ!

 

②専門的な言葉は砕いて伝える。

プロを感じるアドバイスで信頼感!

 

③マンツーマンのサービスを彷彿させる

さりげない気配りで安心感!

 

④購入後の満足感こそ

リピート育成に不可欠!

 

化粧品は女性にとって、夢の詰まった商材である。成分や機能性の訴求はもちろん重要だが、

「女性はなぜ化粧品を買うのか?」そこを忘れてはいけないと思う。

(I・H)

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