コラム
社員コラム2018.3.26(投稿日)
何かと話題の宅配業界 宅配ボックスの普及が問題解決のカギ!?

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実家の母から何やら地元で買い揃えた物を送ってくれると

メールが届きました。

宅配便で日時指定して送るから、週末は何時なら家にいるのか、と。

 

私の住むマンションには宅配ボックスがあるので、

不在にしていても大丈夫なのだから、

適当な時間に送ってくれたらいいのにな……。

ちょっと返信するのが面倒になって、すぐに返信せずにメールを閉じました。

 

最近何かと話題の宅配業界です。

昨年のヤマト運輸、佐川急便に続き、

今年に入って日本郵便もゆうパックの配送料の値上げを実施しています。

共働きや単身者の増加によって、

いつでも荷物を受け取る事ができない家庭が増えているため、

再配達のケースも増えています。

なんでも、商品の配達の約2割が再配達となっているそう。

しかも、ドライバー不足の問題はなかなか改善しない現状。

配送料の値上げは致し方ない、と消費者も今回の値上げに関しては、

寛容な気持ちで受け入れている方が多いようです。

 

考えてみれば、宅配便の配達日時指定は、当り前のように使っているけれど、

なんて便利なシステムだろうと思います。

 

ひとり暮らしで、仕事などで外出がちな私のような者にとって、

自分の都合のいいタイミングに合わせて配達してくれるのですから。

しかも荷物が今どこにあるのか追跡することもできるし、

メールやLINEで配達状況を通知してくれたり、

利用者の様々なニーズに対応するサービスが次々に導入されています。

 

そして、もうひとつとても便利なのが、宅配ボックスです。

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宅配ボックスが誕生したのは1984年。今から30年以上前のようです。

今やたいていの新築マンションについていますが、

近頃では戸建住宅に向けた宅配ボックスやアパートへの後付けのニーズが増えていて、

宅配ボックス製造大手のパナソニックの子会社では、

2017年度の販売台数は前年度と比較すると5倍にもなっているそう。

 

また、2018年は宅配ボックス関連商品の品揃えを拡大し、

4月より新たに発売する計画なのだとか。

冷蔵庫や洗濯機のように、

一家に一台宅配ボックスという時代になるのも近いかもしれません。

 

そうでなくても、昨年4月から補助金の制度が新設され、

駅などの公共施設やスーパーなどで宅配ボックスを設置した企業には

設置費用の半額を補助してもらえるようになったので、

多くの施設が宅配ボックスを導入することが見込まれます。

そういった施設が増えれば、地域の人々が気軽に利用できるので、

ますます便利になるでしょう。

 

こういった動きの背景にあるのは、

ネット通販の急速な浸透によって、物流が急増しているという事。

ネット通販を利用する世帯の割合は、2002年では5.3%だったのに対し、

2016年には27.8%と激増しています。

自分自身を振り返っても、お気に入りのブランドの服、愛猫のペットフード、

雑誌など、以前はお店で買っていたのにネット通販に変えたものが、

今月だけでもいくつもあります。

探し回る時間がないとか、持って帰るのが重いといったことがその理由ですが、

スマートフォンで思い立った時に、

いつでもどこでも簡単に購入手続きができるのも、ネット通販の魅力です。

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スマートフォンの益々の普及で、

ネット通販の右肩上がりの状況はさらに増加することは間違いないので、

配送効率を高めるための方策がこれからも次々に誕生するに違いありません。

 

母から追加のメールが届きました。

地元でしか手に入らないことで有名な名物食材を荷物に入れたいのだとか。

あの懐かしい味が楽しめるなら!と、日曜日の午前中の配達をお願いしました。

現金な娘でごめんなさい。

 

でも、今週末のディナーが楽しみでなりません。

                                                                                            (A.S)

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