コラム
お客様との会話力を高める5つのコミュニケーション術<全5回>2023.4.4(投稿日)
第3回 「ブランドコンセプトづくり」のポイント

お客様の声を聞くことは大切ですが、その意向に沿うだけでは、
ブランドとして個性が見えにくくなってしまいます。
ブランド側の主張も明確に伝えないと、
お客様からの信頼や共感が得にくくなる可能性もあります。

第3回は、長く愛されるブランドになるための
会話力強化として、「コンセプトづくりと発信」のポイントについてまとめました。

長く愛されるブランドになるためには、「ブランドコンセプト」が必要です。
ブランドコンセプトとは、
お客様に対して自分たちにしかできない約束をするということ。
明確に言葉にすることで、お客様に伝わりやすいですし、
「この指とまれ!」と主張することで、
それに共感したお客様が集まりやすくなります。

企業としても、ブランドコンセプトがあれば
商品開発やサービス、コミュニケーション全体において
お客様に伝えたい主張を徐々に浸透させることができ、
「ブランドらしさ」が形づくられていきます。

お得意先様から、ブランドコンセプトについて

よくご相談いただくのが、

「コンセプトはあるが、ぼんやりしている」

「明文化されていない」

「ありきたりで差別化ができていない」など、

自分たちの“ブランドらしさ”を表現できていないことです。

 

その際、弊社からおすすめしているのが、

“ブランドらしさ”を見つけるための4つのポイントです。

 

いかがですか?

上記の中に、他社と差別化できる貴社の資産がありますか?

「ブランドコンセプトづくりに悩まれている」方だけではなく、

「ブランドコンセプトはあるが、これでいいか迷っている」という方も、

この4つのポイントが盛り込まれているか、見直すことも大切だと思います。

 

まずは、社内でアイデアや意見を出し合ってみてください。

現状のブランドに対して、社員が各々どう考えているかが理解できますし、

ブランド価値を見つめ直すよい機会になると思います。

 

 

・・・と思われるかもしれませんが、
ブランドコンセプトを決めても、
そのままでは価値を発揮することはできません。
現在は、メディアも多様化し施策も様々です。
カリスマ経営者1人がブランディングできる時代ではありません。

大切なのは、ブランドコンセプトを社員全員が理解し、実践することです!
すべての業務の根底にブランドコンセプトがあることを理解し、
自分の業務にブレイクダウンできないと、「絵にかいた餅」になります。
お客様に対してだけではなく、
社内にしっかり浸透させるために「インナーブランディング」を徹底しましょう。

 

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