コラム
社員コラム2019.12.4(投稿日)
本当の美しさとは

 

今年ももう数週間で終わりますね。

皆さんは、2019年はどんな一年でしたか?

 

私は、立て続けに怪我をして、2回も手術をするという残念な年でした。

しかも2回目は右肩の手術だったので、きき腕が不自由になってしまい、洗顔やスキンケア、シャンプーも難しい状態になってしまったのです。

手術前は、「入院生活はきっと時間がたっぷりあるだろうから、スキンケアのお試しサンプルや、ホワイトニングマスクをたくさん使って、肌のお手入れにいそしもう」と張り切っていたのに、ろくに使うことができません。

洗顔フォームを泡立てるのも、美容液やクリームを塗り重ねるのも。

ましてや、マスクを顔に貼る行為なんて、至難の業です。

がっかりです。

とはいえ、入院当初はなんとか最低限のスキンケアをしていました。

 

するとある日、隣のベッドの入院患者さんから、

「いつもキチンとスキンケアしてますね」と声をかけられたんです。

一室に4人の大部屋だから、隣の人がたてる音が自然と聞こえます。

スキンケアアイテムを肌につける音が、耳に入ってきたんでしょう。

私としては、充分なケアができなくて不満でいっぱいだったのに、

彼女には美容に熱心な人ととらえられたようで、とても感心されました。

 

そういえば、ほかは誰一人、朝も夜も肌の手入れをしている様子がありません。

腕が不自由な病気じゃないのに……

 

 

長く入院していると、社会と接することが少なくなります。

だから、肌のお手入れや、ましてやメイクなどに必要性を感じなくなるのかもしれません。

体調が悪いと、スキンケアをしようという気力もなくなってしまいます。

 

実際、私も入院生活が長くなるにつれて、日に日に手抜きになっていきました。

出かけることもないし、毎日お見舞いに人が来るわけでもない。

しかも、腕が痛くて、自由に使えないから億劫になっていくのです。

 

でも、美容を楽しめなくなると、心の喜びが薄れていきます。

身体だけでなく、心まで不健康になってしまいそうに感じます。

人生を楽しもうという活力が湧かなくなっていくのです。

そう。

美しさのベースは人生を楽しんでいること。

内からエネルギーがあふれて生き生きとした姿が、美しさの原点だと思います。

つまり健康であることが、美しさにつながるのです。

 

Health and gaiety foster beauty.という英語のことわざがあります。

「健康と快活が美しさを育てる」という意味。

心身が健康でなければ、美しくなんてなれません。

今回の入院生活で、美しさの根本は健康なんだ、ということを改めて実感しました。

 

 

通販化粧品の広告に携わる者として、

美しくなるためのアイテムやメソッドを、

分かりやすくお伝えすることを常に心掛けてきました。

これからは、そういったお知らせとともに、

心身の健やかさを育む情報をプラスして、

たくさんの方に、本当のキレイを伝えていきたいと思います。

(A・S)

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