紫外線が強くなり、美白ケアが気になるシーズン。
透明感のある肌を目指して美白美容液を購入しました。
使い始めて二週間ほど経ってから、
洗顔後すぐに使う「導入美容液」だったことが判明。
もっと早く知りたかった…と、ちょっと落ち込みました。
今回は、そんな「化粧品の使用方法」が
リピート促進に大きな影響をもたらす、というお話です。
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INDEX
【1】肝心なのは、最初の「習慣づけ」
【2】使い方は「コンセプト」を映す鏡
【3】公式以上の影響力⁉ユーザーの口コミ
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【1】肝心なのは、最初の「習慣づけ」
お客様に商品の使用方法を伝える時に
大切なポイントは二つあります。
一つ目は、お客様が商品を使い始める初期段階から
正しい使用方法を「習慣づけ」すること。
二つ目は、それを「継続してもらう」ことです。
それはなぜでしょうか。例えば、こんな事例があります。
ヘアケア通販A社は、以前から定期解約率の高さに
悩んでおられました。
解約理由としては「商品が余ってしまう」が多数。
なぜ余るのか、さらに検証したところ
シャンプー、トリートメントの使用量に問題がありました。
お客様の平均的な使用量が少ないことで、
定期のサイクルに合わなくなっていたのです。
そこで正しい使用量をしっかりお伝えしたところ、
解約率を下げることができました。
また、シニア向けの通販化粧品B社は
化粧品、美容液、クリームの3点使用を推奨しています。
離脱したお客様にインタビューをさせていただいたのですが
間違った方法でお手入れをしている方が多く、
その結果、十分な効果を感じていませんでした。
スキンケアやヘアケアは、慣れてしまうと
自己流になりがち。
早い段階で正しい使用方法を「習慣づけ」していただき
それを「継続してもらう」ことで
商品の効果実感が高まり優良顧客へと
育てることができます。
【2】使用方法は「コンセプト」を映す鏡
また、化粧品の使用方法は
ブランドのコンセプト・美容理論を浸透させる
重要な役割も持っています。
「時短」がコンセプトの通販化粧品C社の商品は、
スキンケアもメイクも、あらゆるアイテムにおいて
時間や手間をかけない設計になっています。
「時短でキレイになれる!」とお客様に納得してもらうには
正しく使ってもらうまでがゴール。
会報誌には毎号社員さんが登場し、
みずから使い方をレクチャーする企画が人気となっています。
【3】公式以上の影響力!?ユーザーの口コミ
基本の使用方法を継続して伝えながら、
お客様からの自由なアイデアも
ぜひ活用しましょう。
炭酸パックが人気の通販ブランドD社では、
パックを塗って30分待つ時間を
有効活用する色々なアイデアをお客様から募集。
30分待つ、というハードルの高さを
カバーして離脱客を減らす取り組みをしています。
また、使い方の発信を通してお客様同士が
情報交換できるコミュニティができれば
化粧品を使うことがもっと楽しくなり
ファンづくりの場としても機能してくれるはずです。
今回は、商品の「使用方法」がリピート促進のカギになる、
というお話でした。
フォー・レディーでは、お客様を「ファン」へと育てるためのコミュニケーションの設計やツール制作をお手伝いしています。
また、お客様同士が交流できるコミュニティづくりも
支援しております。ぜひお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。